コラムシフトで教習

もとお@SEAES

2008年09月23日 12:36



「ときに、イチローさん教習所のクルマはコラムシフトでしたか?」

相棒の問いに「そのとおり」と答えたとおり、30年ほど前には教習所のクルマ
は全てステアリングの後ろについたコラムシフトばかりでありました。

新車ではフロアシフト(現在の車のほとんがシートの間にシフトレバーを置く
この方法)はありましたが、トラックや商業者などのほとんどはシフトレバーで
したから、教習所でもコラムのクルマで教えていたのです。

手前上がロー、その下がセカンド、向こうの上がサードとシフトアップしながら
進む、果たしてこのシフト具合がなかなか軽快で好きだったことを思い出します。
現在のようなオートマチックはクラウンなどにはありましたが、ほとんどのクル
マは足踏み式のクラッチペダルを持ち、走るとなれば両手両足を駆使して運
転していたものでした。

トラックは三人掛けが当たり前ですから、ステアリングにシフトレバーがあれ
ばフロアシフトに比べ広く使えますし、また不思議だとも思わない頃でした。

たまに代車でコラムではなくとも、マニュアル(4~5段のシフトレバーとクラッ
チペダルを持つ)のクルマが来ると、久々に運転らしい運転ができてトキメい
てしまう。

古い時代のドライバーにはマニュアル操作が面白いのです。

両手両足を駆使する運転では、危険な携帯電話をかけながらの運転もでき
ませんし、エンジンの吹けあがり効率を考えてシフトチェンジを行うから運転
にも集中できる。

今マニュアルにのると、脳内活性が高まるようにイキイキとしてしまうのです。

楽なればダルになる。ながら携帯などをしない為にも脳内を活性する為にも
運転を楽しむマニュアルシフトはおすすめです。

コラムシフトのクルマはほとんど死滅してしまいましたが、今もし乗ることが
あれば、当時の若者の独壇場になるでしょうか

大きなレバーをコクンと上げ下げしてシフトしていたコラムシフト世代は楽に
なりすぎて運転というスポーツ性がなくなった車に眠さを感じているのです。
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