丁寧な写真のブログ

もとお@SEAES

2008年08月25日 16:33



ブログの美観を管理するのは書き手次第ですが、読み手があるブログ
ですから、自分の品位を示すものでありたいと思います。

文章のみのブログでなければ添えられた写真はとても大きな要素を占
めるコンテンツです。

今回例として使わせていただいたのは”きものと帯 大黒屋”さんの写
真です。

お聞きしますと、毎朝の近所への散歩途中に写真の素材を求めていら
っしゃり、その他にはお仕事の呉服から素材を取る。

きものを作る方として京都の方がよいでしょうと聞かれることがあるそう
ですが、浜松のそれも近隣を散歩しながらでも充分に季節の光を見つ
けることができるそうです。

大黒屋さんの写真は”丁寧”に撮られたものを選んで掲載する手法で
今日の光を伝えています。

言葉は写真という気づきに添えられた一言として重みを持つのです。

大黒屋さんは写真のプロではありませんが、着物を描くお仕事の中で
構図を知り、野の小さきものを愛し、野の風情を切り取ることをカメラで
実行していらっしゃる。

毎日見せていただく中で、私たちは今日の光を知ることができるのです。

美しすぎる例ではありますがご紹介いたします。

写真を撮る私たちは撮られた写真を見ることが学びにつながります。

大黒屋さんにお聞きすると、撮るものが向こうから声をかけてくるように
思えるという極意に達していらっしゃいました。

写真は決してカメラでもテクニックでもありません。

今日の散歩のすがらに、足元に咲く花を愛で、小さな虫たちに感じ、
出会いを喜ぶことからはじまる。

あとは出会いを感謝して大切にやさしく写真に撮るだけなのです。

誰でも撮れる写真ゆえに、そこに心あり、そしてブログに利用した写真
にはあなたの心が写っているのです。
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