あばよ日航
静岡県の川勝平太知事が日本航空(JAL)本社で西松遥社長と会談し、
静岡空港の福岡便に対する運航支援金の支払いを拒否する文書を手渡したそうだ。
そもそも”搭乗率保証”をなぜに県がしなければならないのか?
という疑問が残るが、それは別の機会にやるとして、今回は違うところにフォーカスしよう。
■静岡空港:JAL「3月末撤退」 知事、社長と会談 /静岡 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20091218ddlk22020194000c.html
先の静岡県知事選で川勝知事が公約として”搭乗率保証の撤廃”を訴えたところから始まっている。
その約束を守り通すところは、正直驚いたのと同時に男気すら感じた。
今回の件だけで無く静岡県がより良くなる方向性を打ち出して欲しいモノだ。
さて、今回の件を見て思ったことをつらつら書いてみます。
【しかし残念】
そもそも静岡空港って今の場所である必要があったんですかね?
いや、今の場所でも良いんだけど、全国で初めて東海道新幹線と連動している導線が確保できたら、
”搭乗率”の心配なんて必要無かったんじゃないかと思うのは、素人の浅はかさですか?
そうしたら、プチHUB空港になれたのに。
【静岡空港の今後】
静岡-福岡便はきっとフジドリームエアラインズ(FDA)/全日空(ANA)が引き継いでくれるだろうと思います。
#全くの未確認で私個人の希望的観測です。
ここから全くの提案なんですけど、
静岡空港にジェットスター航空やタイガー航空などの格安航空会社の乗り入れを、
ドンドン拡大していく方向ってないですかね?
静岡からオーストラリアとかの直行便が出来たら便利だなぁ~
南半球は日本と季節が逆になりますから、
お年寄りとか体に負担がかかる方達は、
日本が寒い冬の間はオーストラリアで過ごすプランを提案するとか、
奇抜なアイディアが膨らまうと思うんですけどね。
■ジェットスター航空(Jetstar)ホームページ
http://www.jetstar.com/jp/ja/index.aspx
■Welcome To Tiger Airways
http://www.tigerairways.com/
【こうなったら最後の手段】
前知事はJR東海へ新幹線のぞみ号の通過に対する”通行料”を取ろうした。
この話、かなりバカバカしいが、なかなか面白い着目点だなと感心もした。
現実的に難しいと思うしJR東海サイドとしてはたまったものでは無いだろう。
でも、静岡県民にはとても良いアピールが出来た象徴的ニュースだったと記憶している。
今回、川勝知事が日航側へ”搭乗率保証の撤廃”の申し入れを行ったのは素晴らしい。
でも、日航西松社長も「内心じくじたるものがあるが、組織上、撤廃できない」とコメントしている。
西松社長個人の意見では決められないという事だ。
ま、ここまでは手続き上の話だから別に大した話になならないだろう。
では、支払わないという日航に対して静岡県側は”制空権”を主張してみてはどうだろうか?
「オタクさんの飛行機がうちの県の上空を飛んでいるそうだが、、、」と。(笑)
静岡県の面積は全国13位となるほど広いのだ。
どこかの地域には必ず触れているでしょう。
■都道府県 面積ランキング
http://y-useful.com/contents/ranking/area_ranking.html
この広大な面積を利用して話し合いの場を作るのも、良いんじゃないか?
と閃いてしまった。
ま、「子供の喧嘩」みたいでみっともないけど。
【そんな訳で】
何れにしても日航が静岡空港から撤退するのは決定だろう。
それまでに一度くらいは見に行った方が良いね。
#見るんじゃなくて乗れって言われそうだが。
FDAとANAに頼るしか無いと言いながら、我々が利用しない事には、
折角、出来た空港が消えて無くなる事になる。
それだけは避けたい。
だったら利便性を考えるしか無いのだ。
駐車場が無料なんだから、海外からの飛行機が自由に乗り入れたら、
もっとバカンスに使われるんじゃないだろうか。
静岡県人に何かメリットがあると利用する機会が増えるかもしれない。
来年は冬季五輪にサッカーW杯も開催される。
これを機に海外旅行に出かけようと思われる方も多いかもしれない。
ネガティブイメージを払拭する工夫を広く公募すると良い意見が集まるかもしれない。
一旦、自分のお財布から出たお金だから興味が無いかもしれないが、
元は我々が払った税金なんだから。
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