ブログは貯蓄資産である

もとお@SEAES

2008年12月07日 07:09



しばらく前にブログを金銭評価してくれるという”遊び”サイトがあり、ブログ
のアドレスを入れると評価金額が表示された。
面白くてやってみた方も多かったと思います。

このサイトは、じつにブログの本質をついていたのは、ブログは金銭的に評
価されるものは、ほとんどない。
ゆえにこんな手間隙かけてと思いながらも書き続けているブログが金額とい
う分かりやすい評価をもらえるのはうれしいものでした。

ただし、買う人もいない。

ならばブログとはなんであるか、明らかに言えることはブログを持ち書く人が
ある手間をかけて築きあげた資産であるということです。
有形無形の資産とすれば、WEB上にあるものゆえ、プリントでもしておかな
い限りは有形にはならない、ただし無形でもないのです。
人が生きてきた証というほどにはリキまずとも、あきらかに書いてきた人を現
しているものは資産というほかにはないのです。

ときどき「ブログをやめようと思うんです」という方がある、とめる必要もなく自
由にすればよいのだが、書き築いてきたブログを消してしまうことだけはやめ
たほうがよいとアドバイスをしている。

それは自分が築いたものを全否定してしまうことになるからだ。

築く中で知りえたこと、知り合った人、伝えたことなどが全て消えてしまえば
その人がWEB上で(実際にはリアルで)生きてきた蓄積を消してしまうことに
なる。

ブログは発信されたら、これは社会においても資産の一部となるはずなのだ。

もし将来、遠い将来、信じられないほど後の時代の考古学者が、サーバーと
いう化石機械を発掘する。
その中には当時デジタルと言われた手法でさまざまなその時代を伝えるデー
タが詰まっている。

その当時の市民が何を考えていたかを”ブログ考古学者”が解析する。
そんな後の時代になっても、消さないでいた一般市民の一人の毎日がそこに
残っている。
すばらしいのは当時の人間は進歩しつづけたのは、自分のことを毎日振り返り
デジタルデータとして蓄積していたからだと結論づけられる。

ブログは資産である。時代の資産である、一般市民が綴るからこそ文化資産
である。これは積み重ねるのみで消してしまうものではないと言えるのだ。
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