大規模型からブランド型へ
「牧場運営の方針は?」という記者からの質問に、
「
作ったものをそのまま売るだけの農業を行うつもりはありませんでした。
農産物を商品化し付加価値を付け、販売する。
”ブランディング”を意識した酪農をしたかったのです。
」
というモノでした。
このような感覚って、田中さんが言われるように「酪農」の世界だけに留まらず、
全ての仕事、商売に直結しているキーワードなんじゃないでしょうかね。
田中さんは続けます。
「
日本の酪農家の多くが経営難に陥っているのは、
米国流の大規模酪農が日本の風土や社会の仕組みにあっていないからです。
」
”なるほど”とうなずいている方、多くないですか?
巷では、食に対する安全をどのように確保するか?
という事が何処のメディアでも取り上げられています。
確かに、購入するユーザの立場からすれば、
少ない種類から選ぶよりも沢山の種類から選ぶ方が楽しいかもしれません。
でも、もうそう言う時代じゃないのかもしれませんね。
必要なモノを必要なだけ。
21世紀型の生活スタイルとは、そういう事なのかもしれない。
そんな事を気づかせてくれる記事との出会いでした。
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