緑の唐辛子
秋じみてきた畑の主役が変わりはじめています。
夏の作物たちは残りの蔓にうらなりの実をつけて、今や枯れるにまかせる中に
ひときわ目立つ強い緑の葉を見つけました。
秋が立てば、水物ばかりで少し荒れてしまった胃腸が戻り、おいしい秋の実り
をいただけるようになります。
その強い緑の葉にはツンツンと尖った唐辛子が実っていたのです。
唐辛子の辛さは強いけれどサラッとした辛さです。後にひかず刺激する辛さが
瞬間に爆発してサラッとした汗をふかせます。
まるでサウナで絞った汗のように、サラサラと流れて食欲を増してくれるのです。
もうそろそろチョコレート菓子の季節になります。
これはお世話になっているサン・ラファエルのシェフにお聞きしたことで、夏の
ジェル系のお菓子が終わり、秋には強い甘さが欲しくなるのだそうですよ。
甘さも辛さも強いものが欲しくなるのは、秋のはじまりが来ているからです。
今晩あたり、ピリッと唐辛子をきかせた料理を作ってみましょうか。
夏の終わりの夜長にサラッとした汗をかきながらいただくおつまみでもいいですね。
トントントンガラシ、いただいてみましょうか
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